Biz_CADの活用

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Biz_CADは、業務処理マニュアル、高機能組織図、企業の設計図、BPR/BPM基盤、システム要件定義、超上流工程、コンサルティング、EAなどで多用途、多目的にご活用いただけます。


 

業務処理マニュアル
  • Biz_CADは、業務処理マニュアルとしてご活用いただくことが可能です。
  • Biz_CADは多くのビジネス関係者にとっての分かりやすさを追求しており、また、処理手順、遂行手段・方法、処理所要時間、コスト、実行タイミング・実行頻度など、ビジネスに関わるファクターを幅広く表現することができます。
  • Biz_CADは、ダイアグラム上から特定の文書を呼び出すことが可能ですので、既存の各種文書を有効に活用できます。
  • Biz_CADのモデルは、モデル上で定義された要素(ユニット)を用いてモデリングを進めていく方式であるため、書き手によるバラツキを抑止し、均質なダイアグラムを作成することができます。
高機能型組織図
  • Biz_CADの組織モデルは、企業の組織図、あるいは組織を管理するツールとしてご活用いただけます。
  • Biz_CADの組織モデルは、通常の組織以外に、情報システム、自動化機器、外部の委託先なども広義の組織としてモデルに取り込むことが可能ですので、企業活動を支える存在を幅広く表現することが可能です。
  • Biz_CADの組織モデルは、組織の売上、収益、人員、コストなども管理し表現することが可能ですので、単純な組織図を超えた組織管理ツール、組織のモニタリングツールとしてご活用いただけます。

企業の設計図、BPR/BPM基盤
  • Biz_CADは、企業の設計図を作成するツールとして、また、BPR/BPMの基盤としてご活用いただけます。
  • Biz_CADは、プロセスモデル、機能モデル、組織モデル3種のモデルによって、ビジネスプロセス、ビジネスの構造、及び組織の体系を表現し、また、売上・収益・コスト、所要時間、期限・時限、商品ラインアップや顧客の体系も含め、ビジネスに関わるあらゆるファクターを幅広く総合的に表現し、企業活動全体の実像を表現することが可能となります。

    これらの特性によって、Biz_CADで作成されたモデルを経営者、現場従事者いずれもが活用できる「企業の設計図」として活用し、これをベースに、様々な階層における「気づき」「提案」を引き出すことができるようになります。
  • コスト、時間、売上、収益、人員数などのKGI/KPIをシミュレーションし、モニタリングするBiz_CADを活用すると、企業の設計図にパフォーマンス・モニターがついた状態となり、また以下のような施策をスピーディーに実行することができるようになります。

    ・非効率業務のBPR、BPMの実現
    ・対顧客サービス水準の向上
    ・各種リードタイムの短縮
    ・SCMの構築
    ・非効率分野の改革、アウトソーシング、分社化
    ・事業の整理・見直し、企業買収、M&A
    ・組織体系の見直し、組織改革
    ・商品ラインアップの整理、商品戦略の見直し
    ・顧客戦略の見直し
    ・調達先、業務委託先の整理・見直し
    ・情報システム体系の整理・見直し など

システム要件定義
  • Biz_CADはシステム要件定義における「現行業務分析」「新業務運営方法の策定」「現行システム分析」「開発機能一覧の作成」などでご活用いただけます。
  • Biz_CADの記法はビジネス部門・ユーザー部署にとっての分かりやすさを追求しており、これによって、ユーザー主導型、或いはユーザーが積極的に参画する要件定義作業が容易になり、システム開発プロジェクト失敗の最大の原因とされている要件定義工程をより確実なものにすることができます。
  • Biz_CADを用いてオブジェクトを抽出することが可能であるため、オブジェクト指向をベースとしたシステム開発作業への成果物継承が効率的になり、また、オブジェクトの抽出と共に、メソッド(操作、機能)及び属性(プロパティ、データ項目)を抽出することができます。
  • システム導入後/BPR後のプロセスに関する処理コスト、所要時間のシミュレーションが可能であるため、新システム導入の効果をモデル内で自由に、様々な視点から事前に算定できます。
  • モデリング作業の成果物がシステム開発の目的に特化しておらず、通常の業務の中で活用できる分かりやすさ、付加価値があるため、モデリングの成果物を、その場限りの「使い捨て」「作り捨て」とせずに、ビジネス部門・ユーザー部署の本来業務の中で継続的に活用することができます。

超上流工程への適用
  • Biz_CADは、超上流工程における「現行業務(As-Is)の可視化」「新業務 (To-Be) の設計」にご活用いただけます。

超上流工程における「現行業務(As-Is)の可視化」「新業務(To-Be)の設計」

(要求開発アライアンス他 『要求開発~価値ある要求を導き出すプロセスとモデリング』日経BP社(2006)をベースに作成)

  • Biz_CADは、ビジネスモデリングやビジネスの分析・設計に適したツールであり、ビジネス関係者にとっての分かりやすさ・フレンドリネスを追求しているため、システムの要件定義工程以上にビジネス関係者の主体的な関与が必要とされる超上流工程に高い適合性があります。
  • プロセスの表現以外に、対象領域の構造の表現、情報システムや外部関係先を含めた組織やアウトソーシング・インソーシングの表現、効果シミュレーション、ビジネスに関わるあらゆるファクター(商品ラインアップ、顧客種別、遂行手段、売上・収益、処理コスト・所要時間、目的、期限・時限等)とビジネスリスクの管理にみるようなビジネスの総合表現力によって、ビジネスを「立体的に」表現することが可能であり、加えて、後続するシステム開発工程とも高い親和性があります。

コンサルティング
  • Biz_CADは、以下のような各種のコンサルティングプロジェクトでご活用いただけます。

  • Biz_CADは、機能モデル、プロセスモデル、組織モデルの3つのモデルから成り、加えて、遂行手段の表現、所要時間・コストの表現、リスクの表現、分かりやすさ、表現の正規化、大規模な領域の分析への適合性などの特性から、作成されたモデルは企業活動の表現において高いカバレッジを持つことになるため、多くのコンサルティングプロジェクトにおいてBiz_CADを活用できます。
  • Biz_CADは、機能や行為、或いは事物の本質部に着目したユニット(オブジェクト)をベースにモデルを構築していくため再利用性が高く、また、ソフトウェアツールの活用を前提に、モデル情報をリポジトリーに統合的に蓄積できることからも、コンサルティングチームでの成果物共有、ノウハウの継承・蓄積が促進されます。
  • 様々な業種・業態のビジネスモデルをBiz_CADで表現したモデル実例を蓄積すると、過去のノウハウや実績、或いはベストプラクティスを活用した「モデルベース・コンサルティング」が可能になります。

EA(エンタープライズアーキテクチャー Enterprise Architecture)
  • Biz_CADは、EAの最上位層にある「ビジネス・アーキテクチャー」の策定基盤として高い適合性があります。
    (EA(エンタープライズアーキテクチャー)の詳細はこちらをご参照ください)

  • Biz_CADは、全般に記法がシンプルで、アイコンを多用したユーザー・フレンドリーな記法であるため、ビジネスの現場従事者、或いは管理者・経営者にとって抵抗感が少なく、本来の検討推進者であるべきビジネス関係者が主導する形でのモデリング作業に適しています。
  • プロセスの表現以外に、企業の機能的構造を表す機能モデル、情報システムや外部組織、外部関係者を含めた組織の体系を表す組織モデルの存在、及び、「やっていること」「機能」(What)を示すだけでなく、これを取り巻くHow(遂行手段)、Who(組織、職位)、How Much(売上、収益、コスト、時間)、Why(目的)などのビジネスファクターを多角的・総合的に表現することによってビジネスの実態を浮きぼりにし、この結果「重複する業務や乱立する情報システムを整理・統合する」というEAの本来的な目的に向けて、多くの手がかり、材料を提供することができます。
  • 組織モデリングの一環で情報システムもモデル化の対象となり、また、これらのコストも組織モデル上で表現し管理されることから、各情報システムに関わる維持・運営コスト、保守コストなどが可視化され、これによって、各情報システムの費用対効果の検証、或いは無駄なシステム投資の発見などが容易になります。
  • 上記のビジネスファクター以外に、ビジネスリスクの表現、システム開発作業への成果物継承、ダイアグラムの分かりやすさ、シミュレーション/モニタリングを始めとするBPR/BPM支援機能などを勘案すると、本来的な業務においてもモデル成果物を継続的に活用することが可能であり、「EAのために作ったが、その後メンテナンスも利用もしていない」という事態に陥らずに済みます。